ヨーロッパ塵壺
ニースから出かけるとき窓辺から素晴らしい虹が見え,それに負けないくらいの素晴らしい一日を予感させたのだが,機内に図書館で借りた本は忘れるし,ロンドンのホテルはせまいしで,素晴らしかったのはフランス国内で終わっていた様子.イギリスへの入国審査では名前と滞在期間,目的を聞かれる.目的は仕事と答えると,何の仕事かと聞かれたので大学の教授に会うことを話すと,サクッと終了する.ホテル(The Phoenix Hotel, Bayeswater)の部屋では上下左右の部屋の音が聞こえるくらい壁が薄い.唯一の救いは日本食料理店がホテルの近くにあること.店員も日本語を話す.
あと,ハイドパークに歩いていけるのもいい.首都にこれだけ広くて皆が集いリラックスできる場所があるというのはイギリスの偉さである.
ロンドンでブランチをとる.オレンジジュース,パン4枚,ベーコン,スクランブルエッグ(卵2個分),紅茶ポット1つで6.5ポンド.ポットは紅茶のポットとお湯のポットが来る.紅茶を飲んでいて最後に濃くなるのに薄めるのであろうと解釈して,そのように使う.店員の英語が聞き取りにくい.モゴモゴしゃべる.
お腹一杯になったので,ノッティングヒルを散策.人の流れに身を任せてそのまま歩いていると,アンティックの市場に迷い込む.とはいえ,がらくたばかりである.何でこんなゴミを売っているような市場にこんなにたくさん人がいるのかを不思議に思いながら歩く.良いと思えるものはほとんどない.
ベイズウォータに戻り紅茶を買いに近くのデパートへ出かける.香りが全く違う.アフタヌーンティというのを購入する.ここもなぜか,日本人の店員がいる.イギリスで暮らすには日本語でいけるのではと思うほどである.
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