会津若松駅
会津若松駅前には白虎隊の銅像がある.その姿はりりしくもあり,お城の方角を見ているようにも見えた
鶴ヶ城
ホテルから歩いて鶴ヶ城までいけると言うことなので,歩いてみた.が,どっぷりと日は暮れており,また,翌日は時間もないため,怖いながらも行ってみることとした.
入り口の「会津若松城の文字」.恐ろしい・・・.
お城までやってくると稲荷神社がある.怖くて中には入れない.
お城まで来ると広場にある旗差しが,ギィーギィーとゆっくりとした音を立ててなっている.
「なんしにきたー」と言われているような気がして,お城をぐるりと回って引き返したのである.
神明神社
神明通りの由来となっている神社.ここも中には入らない.応安二年(1369年)創建と言うことであるが,戊辰戦争で消失している.再建は昭和25年.
酒蔵末廣
ある取材で立ち寄る.酒蔵の造りを調べに行ったのであるが,多くの偉人の書と対面することができる.また,それ以前にもちろん酒造りの見学や試飲もできる.1時間ごとにツアーが開催されており,とても親切.
容保公の書と慶喜公の書.「愛幽棲」俗世を離れて物静かに棲むこと.
野口英世の書.「こうと」大きな仕事がうまくいくように計画を練る.この書を書いたときの記念写真も見せて頂いた.
野口英世像
バス停に向かう途中に野口英世通りという看板が目に入り,少し歩くと,野口英世の像があった.また,記念撮影ポイントには「志を得ざねばふたたびこの地を踏まず」とあり,若者の決意の場となっているのかもしれない.
蒲生氏郷墓所
バス停(神明通り)につくと今度は目の前に蒲生氏郷の墓所があることに気がつき,訪問.辞世の句が目に入る.「限りあれば 吹かねど花は散るものを 心短き春の山風」(風なんか吹かなくとも,花の一生はそもそも限りがあり,そのうちいつかは散ってしまうもの.それを何故,春の山の風はこんなに短気に花を散らしてしまうのだろうか?」
五輪塔は司馬さんが「街道をゆく 会津のみち」において絶賛しているもので,「氏郷公の人格を忍ばせ境内の一隅を照らしている」とある.五輪塔は空・風・火・水・地と刻んであり,万物の構成要素を表現してるという.ちょうど木の枝の剪定作業をしており,電ノコの音がうるさかった.・・・.
この場所には戊申の駅で焼失した本堂があり,そこは板倉勝静公,桑名藩松平定敬公の宿舎でもあり,土方も頻繁に往来したという.